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食費を節約したい!世帯人数・収入別の平均額や失敗しない節約術を解説

2020/09/01

月々の支出を減らたいとき、真っ先に思い浮かぶのが食費の節約ではないでしょうか?家賃・住宅ローンや高熱費、保険料などの固定費や子どもの教育費は見直しが大変なので、まずはすぐに始められる食費から節約したいものです。しかし、1ヶ月の目標額を設定し、安売りの食材をまとめ買いしたり節約レシピを試したりするものの、結果がうまく出ず途中で挫折してしまう人が多くいるのが実情です。

この記事では、無理なく食費を節約するために、家族構成や年収における適正な金額を把握し、そのうえで具体的な節約に取り組むことをおすすめしています。前半では、世帯人数・世帯年収別での食費平均額の調査データをご紹介し、後半では具体的な節約術を3つのステップに分けて解説しています。

目次

食費の平均額はどれくらい?

食費の節約を始める前に、標準的な家庭での食費の平均額がどれくらいなのかを把握しておくことが重要です。まずは、手取り額に応じた食費の割合や世帯の人数・収入別での食費の平均額を見ていきましょう。

一般的には手取り額の15%程度

子育て世帯の食費目安は、一般的に収入手取り額の15%程度が適正と言われています。例えば、世帯あたりの手取り額が50万円の場合、食費の目安は7~8万円程度。住居費や教育費、貯蓄などのある程度まとまった支出もあるので、食費にはあまり多くを割けないのが実情です。まずは月々の手取り額に対して食費が占めている割合を確認してみましょう。

なお、家族構成によっては食費の目安を手取り額の15%以内に収めるのが難しい場合があります。成長期で食べ盛りの子どもがいる、世帯人数に対して収入が少ない、といった場合はどうしても食費の割合が増えるので、食費以外の支出を節約することで食費の超過分を解消することを検討しましょう。

【世帯人数・世帯年収別】食費の割合と平均額

月々の食費の目安は手取り額の15%程度とご紹介しましたが、実態はどうなっているのでしょうか?ここでは、総務省の家計調査の結果から世帯人数別、世帯年収区分別の食費の平均額をご紹介します。あなたの家庭に当てはまる世帯人数・世帯年収の平均額はいくらなのかをぜひ確認してみてください。

世帯人数別【単身・2人・3人・4人・5人・6人以上】

世帯人数を単身・2人・3人・4人・5人・6人以上の6つに区分し、棒グラフは1ヶ月あたりの食費を、折れ線グラフは手取り額に占める食費の割合を示しました。棒グラフのように、月々の食費は世帯人数に比例して増加します。

【世帯人数別】1ヶ月の食費と手取り額に占める食費の割合
【世帯人数別】1ヶ月の食費と手取り額に占める食費の割合

1ヶ月の食費は、単身が約4万4,000円、2人世帯が約6万4,000円、3人世帯が約7万3,000円、4人世帯が約8万3,000円、5人世帯が約9万円、6人以上の世帯が約9万3,000円となっています。

1ヶ月の食費を2人以上の世帯に限定すると、世帯人数ごとの差額は1万円以内に収まります。単身世帯を含めて世帯人数別に1人あたりの食費を換算すると、単身世帯が約4万4,000円、2人世帯が約3万2,000円、3人世帯が約2万4,000円、4人世帯が約2万1,000円、5人世帯が約1万8,000円となり、世帯人数が多いほど1人あたりの食費が安いことが分かります。

また、手取り額に占める食費の割合は、単身世帯の約17%に対し2人・3人世帯では15%前後と、やや低いという結果が出ています。原因の一つとして、複数人世帯は住宅購入費や子どもの教育費などが家計にのしかかり、単身世帯に比べると相対的に食費の割合が低くなるという事情が考えられます。

以下は12の品目について、1ヶ月あたりの平均支出額を世帯人数ごとに示したグラフです。

【世帯人数・品目別】1ヶ月あたりの支出額
【世帯人数・品目別】1ヶ月あたりの支出額

世帯人数が多いほど食費は増えるので、各品目についても世帯人数が多くなると支出額が増加する傾向にあります。そこで注目すべきは外食です。世帯人数による支出額の増加傾向が見られないことから、世帯人数に関わらず世帯単位で1ヶ月の予算が設定されている可能性が考えられます。

世帯年収区分別【400万・600万・800万・1,000万】

続いて、世帯年収別に棒グラフで1年あたりの食費支出額を、折れ線グラフでエンゲル係数*を示しました。食費は、棒グラフのように世帯年収にも比例して増加します。なお、ここでの世帯年収区分は、400~450万円・600~650万円・800~900万円・1,000~1,250万円の4つを抽出しています。

*1世帯の家計費における消費支出のうち食費に占める割合で、収入が低い世帯ほど数値が高くなる傾向がある
【年収区分別】1年間の食費支出額とエンゲル係数
【年収区分別】1年間の食費支出額とエンゲル係数

年間の食費合計は、年収区分が400~450万円で約79万円(約6万6,000円/月)、600~650万円で約94万円(約7万8,000円/月)、800~900万円で約106万円(約8万8,000円/月)、1,000~1,250万円で約118万円(約9万8,000円/月)となり、世帯年収が上がるにつれて食費の支出額も10~15万円ずつ増加しています。生活費に余裕が出ることで、高価な食材を買ったり、外食の回数が増えたりするなど、食費に回せるお金が増えるようです。

また、エンゲル係数に注目すると、グラフの数値は約23~28%の間で推移しており25%の±3%以内に収まっています。ご家庭の数値も25%を大きく超えていなければ問題ないでしょう。

エンゲル係数は消費支出の総額によって変動するため、食費が前月と同じでも消費支出を抑えることにより数値が高くなります。従って、あくまで消費支出と食費のバランスを把握するための指標と覚えておくと良いでしょう。

食費を節約する3つのステップ

ここまでは食費の平均額についてご紹介しましたので、ここからは食費を節約する実践的な方法を3つのステップに分けて解説します。

現在の月々の食費を把握する

食費を節約するためには、まずは現状の食費を把握することから始めましょう。これは、目標額に達成するための方法を1から考えて実行するよりも、現状のやりくりを改善するほうが簡単だからです。

食費を把握するには、毎回の買い物で使った金額を家計簿などで管理する必要がありますが、これが面倒でなかなか続きません。自信がない方は、以下の方法を試してみると良いでしょう。

<食費を把握する方法>

  • レシートを捨てずに持っておく
  • 家計簿アプリを使う
  • クレジットカード決済に統一する

買い物のたびに使った金額をメモするのがおっくうで続かない方は、食品を購入したときのレシートを捨てずにとっておき、月末にまとめて計算する方法があります。ほかにも、スマホの家計簿アプリを利用する手もあります。中にはレシートの読み取り機能が搭載されており、スマホのカメラをレシートにかざすだけで購入商品や金額が家計簿に反映されます。

また、決済方法をクレジットカードに統一することで、購入商品と金額が履歴として残り、ひと目で1ヶ月の食費が把握できます。

1ヶ月あたりの食費の予算を設定する

現状の食費が把握できたら1ヶ月あたりの食費予算を設定しましょう。予算目標がない場合は、前章でご紹介した世帯年収や家族構成の平均額を参考に設定しましょう。

節約することで捻出したい金額が具体的に決まっている場合は、現状の食費から節約したい金額を引き、予算目標を決めます。ただし、無理な金額設定は挫折の元。いきなり最終的な目標額を設定するのではなく、徐々に目標額に近づけていくと良いでしょう。

なるべく労力をかけずに節約するためには、過去の買い物の振り返りが重要です。結果的に不要だった購入品を把握し、次月の買い物では無駄な買い物をしないことを徹底するだけでも節約の効果が見られるでしょう。安売り商品を探す、買う量を減らすといったことをせずに節約できるので、設定した予算も現実的なものになります。

なお、食費の予算は外食費と分けて設定するのがポイントです。食費の中に外食費も含めると、外食分を普段の食材購入費で調整しようと考えてしまうものです。しかし、外食費は1回あたりの金額が食材費に比べ割高になるため、結果的に食費の予算オーバーにつながります。

食費が予算内に収まるよう工夫する

食費の予算を厳しく設定した場合、予算内に収めることは簡単ではありません。最後に、食費を節約して予算内に収めるための工夫をご紹介します。

買い物リストを作る

節約を意識する余り、安売りされている食品を買い過ぎてしまい、結果的に食費がかさむケースがあるため、事前に買い物リストを作成することをおすすめします。

買い物に出かける前に献立をある程度決めて、食品の在庫をチェックしておきます。献立に不足している食品を買い物リストに挙げ、お店では買い物リストに記入されている食品のみ購入します。こうすることで買い過ぎがなくなり食費を減らせることに加え、余らせていた食材がなくなる、冷蔵庫のスペースが空き省エネになるといったメリットがあります。

また、買い物リストは、まとめ買いによる買い過ぎを防ぐことにも役立ちます。まとめ買いは食費を節約するための買い物方法としてよく実践され、平日は仕事や育児で忙しくなかなか買い物できない方にとっても効率的な方法と言えます。ただし、ついつい余計なものまで買ってしまい食費が増えてしまうことも。まとめ買いの場合も、買い物リストをうまく活用し、必要以上の食品は買わないことが重要です。

節約食材を利用する

日々の献立に節約食材を取り入れることで、食費を抑えることができます。節約食材とは、価格が安く、また時期によって変動しない食材を指します。節約食材を選ぶポイントは、ボリュームがあって栄養価がしっかり摂れることです。以下は節約食材の一例です。

<節約食材の一例>

  • 鶏むね肉
  • 豆腐
  • きゃべつ
  • もやし
  • きのこ

子どもがいるご家庭であれば、節約のためとはいえ食事の量を減らすのは厳しいです。そういった場合は節約食材を利用すると、かさ増しができて満足感が得られ、なおかつ経済的です。

少し高くても栄養のある食材はケチらずに購入し、量については節約食材に頼ると良いでしょう。なお、節約食材でも栄養がしっかり摂れるものがあるので、節約食材のメイン料理をレパートリーとして持っておくと、予算の残りが少なくなった場合でもピンチを乗り切りやすくなります。

作り置きや冷凍保存を駆使する

食費を予算内に収めることに慣れてきたら、特売の食材で作り置きをしたり、余った食材を無理に使わず冷凍保存したりすることで、より節約の幅が広がります。作り置きや冷凍保存は食品を長く、大切に保存できるので、ぜひ取り入れてみてください。ただし、作り置きには手間がかかるので、最初は1~2品から始め、徐々に品数を増やしていくのが長く続けるコツです。

おかずを作り置きしておくと、お弁当や食事にも使えて、かつ調理の手間が省けるので時短にもつながり一石二鳥です。節約のためだけに行っていると辛くなってくることもあるので、このようにほかのメリットも得られる節約術を実践していくと良いでしょう。

まとめ

理想的な食費は、給料の手取り額の15%程度と言われていますが、家庭によって世帯人数や年代、収入などが異なるため一概にそうとも言えません。自分と同じ世帯人数や収入の場合の平均額と比較してみることも重要です。

食費の平均額を把握したら、
(1)現状の食費を把握する
(2)予算を設定する
(3)予算内に収める工夫をする
の3つのステップで実践していきます。いきなり厳しめの目標を設定せずに、できるだけ節約にかかる日々の労力を減らすことが長続きさせるコツであり、結果的に節約額を増やす秘訣です。

月々1万円の節約で年間12万円を貯金に回せるので、食費を見直し、節約することは決して侮れません。しかし、実際はそれだけでは家計が楽にならならいことも多く、教育費や光熱費、保険料なども見直しが必要な場合があります。現在、または将来にかかる支出の節約についてお悩みの方はファイナンシャル・プランナー(FP)に相談してみましょう。下記よりお気軽にお問い合わせください。

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