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うちの水道料金は高い!?平均金額と節約方法を紹介!

2ヶ月に1度の水道料金の支払い、意外に高いと感じませんか?特にコロナ禍で自炊や掃除、入浴などの回数が増え、水道料金に変化があったご家庭も多いと思われます。この記事では、家計に直結する水道料金の平均額や、水道料金を安くするための節水のコツなどをご紹介します。

目次

うちの水道料金は高い?

クレジットカード明細や口座振替の通知を見て、水道料金を高いと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。まずは水道料金の平均金額や、料金計算の仕組みを解説します。世帯人数や地域など、様々な角度から平均利用金額を見ていきますので、ぜひご家庭の水道料金と比べてみてください。

【世帯人数別】
月々の平均水道料金

「2019年総務省の家計調査」*によると、世帯人数ごとの月々の平均水道料金は単身世帯が2,120円、2人世帯で3,981円、3人世帯で5,045円、4人世帯で5,894円となっています。

そして、世帯人数が増えるごとに金額はもちろん高くなるのですが、1人あたりの金額は減っていることがわかります。単身では2,000円を超えていた一人あたりの水道料金は、4人世帯以上で1,500円を切ります。

これは、トイレや飲料水などは世帯人数と水道利用量が比例する一方で、料理や入浴など、かならずしも人数と利用量が比例しない用途も多いという背景があると推測できます。

世帯人数別と一人あたり
|月々の平均水道料金
世帯人数別と一人あたり|月々の平均水道料金
  • 出典:総務省 家計調査|3-1 世帯人員別単身世帯
  • 6人以上世帯の1人当たりの平均水道料金は、6人世帯として算出しています。

【住宅所有状況+年収別】
月々の平均水道料金

次に、住宅の所有状況と年収別の平均水道料金です。

住宅所有状況+年収別
|月々の平均水道料金
住宅所有状況+年収別|月々の平均水道料金

持ち家は賃貸などの借家より平均の水道料金が高く、毎月300円~1,000円ほどの開きがあります。これは、持ち家に住む単身世帯の比率が低く、水道利用量が増える多人数世帯ほど持ち家比率が上がることが考えられます*。また持ち家に住むことで庭やマイカーを所有し、庭の水やりや洗車など、借家とは異なる用途の水利用が増えることが要因として推測されます。

一方で、年収に比例して水道料金が高くなる傾向はそれほど顕著ではないこともわかります。高収入世帯がみんなプールのような広いお風呂を所有している、というわけではなさそうです。

【地域別】月々の平均水道料金

続いて、地域ごとの平均水道料金を見ていきます。

地域別|月々の平均水道料金
地域別|月々の平均水道料金
  • 出典:総務省 家計調査|1-1都市階級・地方・都道府県庁所在市別

    住んでいる地域により、水道の料金設定が異なります。まず最も高いのは東北地方で6,138円、最安は四国で4,067円です。このグラフを見てわかる通り、地域によって最大2,000円ほど水道料金に違いがあり、住んでいる地域でおおよその水道料金は決まってしまいます。なお全国平均は5,135.8円で、人口の集中する関東地方は平均よりも高い地域と言えます。

    水道料金はどうやって決まっている?

    ここまでは水道料金の平均額をご紹介しましたが、その料金はどのように決まっているのか疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。水道料金は、基本料金+従量課金+下水道料金の合計金額が請求される仕組みです。

    水道事業は公営なので、競争原理は働きません。また、生活インフラでもあるため、いきなり安くなったり高くなったりすることは考えにくいのです。そのため、水道の料金体系をおさえ、賢く利用すると節約につながります。ここからは東京都水道局*を例として、水道の料金設定を解説します。

    基本料金の仕組み

    水道の基本料金は「メーター口径」と呼ばれる、家庭につながっている水道メーターの大きさ(水道管の直径)で変化します。東京都水道局(23区)の料金表では、メーター口径が13mm、20mm、25mm、30mm、40mmなどに分かれており、基本料金が以下のようになります。

    基本料金(抜粋) 東京都水道局(23区)
    呼び径
    (メーター口径)
    13mm 20mm 25mm 30mm 40mm
    基本料金 860円 1,170円 1,460円 3,435円 6,865円
    • 料金は税抜き

    平均的な家庭での主流サイズは20mmですが、かつては13mmが一般的でした。口径13mmと20mmではおよそ2倍、流せる水量が変わります。

    従量課金の仕組み

    水道料金は基本料金に加えて、水を使った分の使用料が従量課金として請求されます。水道メーターを2ヶ月に1度検針し、メーター口径ごとに使用量に応じて従量料金が決められます。

    1m³あたりの従量料金(抜粋) 東京都水道局(23区)
    呼び径 使用量
    1m³

    5m³
    6m³

    10m³
    11m³

    20m³
    21m³

    30m³
    31m³

    50m³
    51m³

    100m³
    101m³

    200m³
    201m³

    1,000m³
    1,001m³
    以上
    13mm
    0円 22円 128円 163円 202円 213円 298円 372円 404円
    20mm
    25mm
    30mm
    213円 298円 372円 404円
    40mm
    • 料金は税抜き

    一般家庭で主流の13mm~25mmは5m³まで0円、10m³までが22円/m³、20m³までが128円/m³と、使用量が増えるほど1m³あたりの金額が高くなります

    下水道料金の仕組み

    下水道使用料も従量課金です。しかし、上水道と違い下水道専用の水道メーターは設置されていないため、使用水量に応じて料金が決まる仕組みをとっています。下水道料金は8m³までが560円、そこから20m³までが110円/m³、30m³までが140円/m³で計算された金額が加算されます。

    1m³あたりの下水道料金 東京都水道局(23区)
    水量 0m³

    8m³
    9m³

    20m³
    21m³

    30m³
    31m³

    50m³
    51m³

    100m³
    101m³

    200m³
    201m³

    500m³
    501m³

    1000m³
    1000m³
    以上
    1m³ごとの
    金額
    560円 110円 140円 170円 200円 230円 270円 310円 345円
    • 料金は税抜き

    なお、1ヶ月あたりの平均使用水量*1は、単身世帯が8.2m³、2人世帯は15.9m³、3人世帯は20.4m³、4人世帯は24.3m³、5人世帯は28.5m³、6人以上世帯は33.9m³という数値が出ています。

    1人が1ヶ月毎晩シャワーを3分間浴びると、1.1m³の水を使う*2と言われており、知らずしらずのうちにかなりの水を使っていることがわかります。従量課金の水道料金は、水を使えば使うほど1m³あたりの料金単価も高くなる仕組みのため、どうしても加速度的に水道料金が上がってしまうのです。

    水道料金の計算方法

    水道料金の計算方法を解説しましょう。ここでは、一般家庭用で呼び径20mm、2ヶ月で57m³使用した場合の料金を求めます。計算方法は、2ヶ月に1度検針を行うため、使用水量を1/2にし、1ヶ月あたりの使用水量を求めます。なお、端数が生じた場合、一方の月に寄せるため、57m³は29m³と28m³となります。

    水道料金の計算例
    1ヶ月29m³の計算 1ヶ月28m³の計算
    基本料金
    1,170円
    1,170円
    従量課金
    1~5m³:0円×5m³=0円
    6~10m³:22円×5m³=110円
    11~20m³:128円×10m³=1,280円
    21~30m³:163円×9m³=1,469円
    小計:2,859円
    1~5m³:0円×5m³=0円
    6~10m³:22円×5m³=110円
    11~20m³:128円×10m³=1,280円
    21~30m³:163円×8m³=1,304円
    小計:2,694円
    下水道料金
    0~8m³:560円
    9~20m³:110円×12m³=1,320円
    21~30m³:140円×9m³=1,260円
    小計:3,140円
    0~8m³:560円
    9~20m³:110円×12m³=1,320円
    21~29m³:140円×8m³=1,120円
    小計:3,000円
    合計
    基本料金(1,170×2)+従量課金(2,859+2,694)×1.10=8,682円
    下水道料金(3,140+3,000)×1.10=6,754円
    合計:8,682+6,754=15,436円
    • 1円未満は切り捨て

    水道料金を安くするお得なテクニック

    前章で触れた「知らずしらず」の水道利用。どうせならムダな水の使用を避けて、節約を頑張ってみたいところです。月に数百円でも、年間を通してみるとディズニーランドに行けてしまうくらいの節約も不可能ではありません。支払い方法や節水術、節水グッズまで、まとめてご紹介します。

    支払い方法の見直し

    まず、支払い方法を見直してみましょう。特に今でもコンビニなどで水道料金を支払っている方は要注意です。クレジットカードや口座振替で引き落としている方も、この機会に一度確認してみると良いでしょう。

    口座振替払い

    水道料金を口座振替で支払っている方は多いのではないでしょうか。東京都の場合、口座振替をすると月々55円、年間660円(税込み)安くなります

    クレジットカード払い

    クレジットカード支払いができる自治体もあり、水道料金の支払いとともにポイントが貯まります。

    ここで、口座振替とクレジットカードのどちらを選ぶべきかという疑問が出てきますが、これは口座振替による年間660円の割引と、クレジットカード払いによるポイント還元のどちらがお得になるかを考えて選びましょう。

    例えば、還元率1%のクレジットカードで水道料金を支払った際、口座振替割引の月55円(年間660円)をペイできるのは、毎月の水道料金が5,500円(55ポイント)を超える場合です。平均から考えると、だいたい4人家族で普通に水道を使っている場合はお得になりやすいと言えます。

    ただし、この後で水道料金の節約方法を徹底的に解説していますので、これらを実践した場合は毎月の料金が下がるかもしれません。節約方法を実践してから、支払い方法を見直しても遅くはないでしょう。

    試してみたい節水方法

    毎日のちょっとした心がけで、節水はすぐに実現できます。節水を行うことで浄水場や下水処理場の稼働を減らし、電気の節約につながるほか、限りある資源を有効活用するという面から環境保全にも有効です。

    「もう随分節水している」という方も、ぜひ目を通してみてください。

    毎日の節水術

    日頃、何気なく流している水は、積もり積もって案外使いすぎていることが多くあります。例えば、入浴時に浴槽にお湯を貯めすぎている、シャワーや洗面所では水を流し続けている、そんな心当たりはありませんか?

    まずは、家計見直しナビがおすすめする、今日からできる節水術をご紹介します。

    <お風呂編>

    • 浴槽のお湯は必要最低限に
    • シャワーを出しっぱなしにしない
    • 残り湯は洗濯・掃除・打ち水や散水に利用する

    <トイレ編>

    • 水を流す回数は最小限にする
    • 大と小のレバーを使い分ける

    <キッチン編>

    • 野菜や食器を洗う際はつけ置き洗いをする

    <洗濯・洗面編>

    • 洗顔では水を出しっぱなしにしない
    • 歯磨きで口をすすぐ際はコップを利用する
    • 洗濯のすすぎは「注水すすぎ」ではなく「貯めすすぎ」を利用する
    手軽にできる!6つの節水グッズを紹介

    テレビやインターネットなどで見たことはあっても、実際に家庭で行うのは難しい日々の節水。自分一人だけが取り入れても、家族がまったく節水に興味がない…などということも考えられます。そういったご家庭には、各社の節水グッズが有効です。すぐに導入することが難しくても、知っておくと便利な節水グッズをご紹介します。

    • 節水コマ

      水道の元栓を外して蛇口内部に取り付け、流れる水の量を5~10%ほど減らすことによって節水ができるもので、ホームセンターやECサイトで数百円から購入が可能です。また、千葉県柏市*1や静岡県三島市*2など無料配布を行っている自治体もあります。

    • 節水仕様の蛇口

      節水のできるキッチンシャワーが1,000円台~3,000円台程度で購入できます。節水コマと異なり工具を必要としない商品が多く、手軽に取り付けられます。節水モードの切り替えスイッチが付いていたり、水を流す方向を調整できたりと、かゆいところに手が届くような付加価値のついた製品が数多くあります。

    • シャワーヘッド

      入浴よりもシャワー派という方は、節水用シャワーヘッドに付け替えることで、特に高い節水効果を生みます。吹出口が節水設計になっているものや、手元に水流を調整できるスイッチを備えたものなどいくつかのタイプがあり、3,000円台が主流ですが、中には1,000円を切る商品も存在します。

    • 洗い桶

      キッチンに洗い桶を置いておくことで、野菜や食器のつけ置き洗いが可能になります。こちらも1,000円台から購入が可能で、つけ置き洗いをすることで節水につながるほか、除菌や漂白といった清潔面でも役に立ちます。

      衛生面や収納面で課題がありますが、抗菌のプラスチック製や折りたたみタイプの洗い桶もあるため、節水や洗剤の節約の際に一度導入してみてはいかがでしょうか。

    • 風呂水クリーナー

      東京都水道局*3では1リットルの水道料金を0.24円で換算しています。例えば1回の入浴で200リットルのお湯をお風呂に入れると料金は48円ですが、毎日お風呂に入る人にとっては、お湯を毎回捨てるのがもったいない!と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

      市販の「風呂水クリーナー」を使うことで、残り湯の「ぬめり」や「ニオイ」、雑菌の繁殖を抑えてくれます。1回使い切りや150回使い切りなど様々なタイプがあり、アイリスプラザ*4の「ふろ水クリーン」なら、2日に1回使えば年間6,000円の節約につながります。

    • 節水お茶碗

      節水お茶碗をご存知でしょうか。お米の粒がこびりつきにくく、器の汚れが落ちやすい食器で、少量の水で洗っても清潔に使用することができます。500円~1,000円程度で入手できるものもあり、一度買えば長く節水効果を発揮し続けるため、お米派の皆さんは導入を検討してみてはいかがでしょうか。

    機会があれば導入したい3つの節水型機器

    トイレや洗濯機、食器洗い乾燥機など、節水効果が大きい節水型電化製品は導入費用がかかります。しかし、毎月の水道料金を大幅に下げることができるため、家の購入やリフォームの際は検討してはいかがでしょうか。

    • 食器洗い乾燥機

      食器洗い乾燥機、いわゆる「食洗機」は節水の効果だけではなく、家事の手間を大幅に削減する家電です。食器洗いを手洗いでする際、洗剤の泡をしっかりすすごうとすることから、多くの流水を必要としており、日本電気工業会*では、6人分の食器(約40点)を食洗機で洗った場合、使用水量が約1/7で済むと試算しています。

      食洗機であれば庫内の水を循環させて洗浄を行うため、水を効率よく使い節水につなげています。特に食器洗いの機会が多いご家庭であれば、節水できる上、家事の手間も省けるため、導入を検討しても良いのではないでしょうか。

    • 洗濯機

      洗濯機の寿命はメーカーにより6年から8年と言われています。節水という観点では、ドラム式がおすすめです。縦型が大量の水で一気に汚れを落とすのに対し、ドラム式は少なめの水で洗濯物を叩き落としながら洗うため、約半分ほどの水量で済みます。

      また、お風呂の残り湯で行うようにすることで、さらに水道代を節約することが可能です。なお、パナソニック*のドラム式洗濯機は、1回の水道代を21円としています。

    • トイレ

      節水型トイレの設置は、国土交通省の後押しもあり、ここ数年注目され続けていました。通常のトイレでは、一度の洗浄で6リットル程度の水を使う一方で、節水型トイレは5リットル弱で済むものが多いです。朝昼晩と就寝前に使用する場合、節水できるのは4リットルで1日1円ほどのため、単身世帯であれば費用対効果に疑問符が付くでしょう。

      一方で、世帯人数が増えたり、トイレの頻度が多くなったりすると、使用頻度とともに水道代も上がります。例えば4人家族で合計20回トイレを流す場合、20リットル節約ができ、年間2,000円近い節約につながります。工事価格はメーカーや機器によって大きな隔たりがあるためケースバイケースですが、トイレのリフォームを行う際は「節水」を念頭に各社のトイレを調べてみてはいかがでしょうか。

    • 減免制度をご存知?

      様々な経済的支援がある中で、水道料金にも減免制度があることはご存知でしょうか。下記は、減免制度の対象となる世帯です。

      <水道料金の減免条件>

      ・生活保護法による「生活扶助」「教育扶助」「住宅扶助」「医療扶助」または「介護扶助」を受給されている方

      • 「児童扶養手当」または「特別児童扶養手当」を受給されている方

      ・「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律」による以下の給付を受給されている方(生活支援給付・住宅支援給付・医療支援給付・介護支援給付)

      • 東日本大震災による避難者の方

      つまり生活保護ひとり親世帯などの特定の環境下で適用される制度となります。上記条件に当てはまる場合、東京都水道局では、水道料金は「基本料金と1月当たり使用水量10m³までの分に係る従量料金の合計額に100分の110を乗じて得た額」、下水道料金は「1月当たり8m³までの料金」を免除しています。

      そのほかに、老齢福祉年金(みどり色の手帳の国民年金証書)を受給されている方は下水道料金の免除措置が行われます。また、今回は触れていませんが、法人の業種などによって水道代の減免が用意されています。東京23区内と都下で申請方法などが異なるため、お住まいの管轄の水道局へ確認しましょう。

      まとめ

      水道の節約は非常に幅広く、掛け合わせて行うことで大きな節約効果を発揮します。複数人世帯で暮らしているなど水道の使用量が多いと、水道料金の節約方法も、節約できる金額も幅広くなります。一方で、こうした節水術をむやみに取り入れることで、家族全体に不要不急のやせ我慢を強いることにもなりかねません。

      水道料金の節約だけでは家計への負担が軽減しない場合でも、他に固定費など節約できるものがあるのではないでしょうか。些細なお金の悩みや、家計の見直しはファイナンシャル・プランナー(FP)への相談がおすすめです。下記よりお気軽にお問い合わせください。

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      この記事を書いた人

      多木曽 幹也(節約系ウェブライター)

      95年生まれ。高校卒業後より個人メディアを運営。携帯販売員として3年間勤務。当時タブー視されていた携帯料金の引き下げ提案を積極的に行う。一方、浮いたお金で月額コンテンツを訴求するなどして活躍。現在は、固定費削減やリユースを通じた賢い生活を提案中。著書に「怒涛!フィリピン滞在記」「名古屋文化学概論」等。

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